今の時代、人を動かすのは「信頼」です。
2020年、世界経済フォーラム(WEF)は「2020年は“信頼経済(Trust Economy)”の幕開けになる」と発表しました。それ以降、確かに「信頼」は信頼そのものが価値や成果を生み出す時代になっていることを実感します。
この時代に自分の価値を高めるスキルとして何が必要かをお伝えします。
「信頼の総量」がキャリアの成功を左右する
さて、「信頼経済(Trust Economy)」という言葉について少しお話します。聞いたことがある方も多いでしょうが、商品やサービスの質だけでなく、企業や個人の誠実さ・一貫性・人間性といった「信頼の総量」が、ブランド力や取引、キャリアの成功を左右する社会の形を総称して「信頼経済(Trust Economy)」と言っていると理解しておけばいいでしょう。
例えば、かつてのビジネス社会では、名刺の肩書きや会社のブランドは間違いがない信頼の証でした。今でもそれらはある程度頼りになる情報ではあります。しかし、企業でも人でも、その誠実さ、一貫性など、姿勢やあり方がさらに重視される時代です。
WEFの指摘は当たっていたと言えます。パンデミックによって人それぞれの価値観がいかに違い、その違いを認めて相手を信頼できなければ、社会の中で共に生きるのが非常に難しいことを私たちは芯まで学んだのではないでしょうか。また、フェイク情報が世にあふれ、それらに翻弄されるという苦い思いもしたことで、情報元にしても「誰が」「どんな人が」ということを強く意識するようになりました。
・・・ということで、私たちはある意味とても真っ当な真実に突き当たりました。社会で生きていく上で重要なのはお互いの「信頼」だということです。そして、SNSで人となりが見えたり、AIであっという間に情報収集できる今、「誰」で「どんな人」かはだれの目にも触れやすくなっています。もともとは「信頼は長い時間をかけて積み上げるもの」というのが常識ですが、いまや「信頼はどこでどんなふうに見えても感じさせるもの」と変化しているのです。
「エグゼクティブプレゼンス」=存在感が信頼度を示す
こうして社会の基盤が「信頼」で動くようになった今、当然私たち一人ひとりの信頼度が問われることになってきています。地位や実績よりも、「誠実な姿勢」「一貫した言動や態度」「安心して任せられる人となり」──そう評価されるかどうかが、仕事の成果や人間関係、ひいてはキャリア全体の信用力を左右します。
しかも、その評価はゆっくり時間をかけてもらえません。以前よりもお互いを知りどのように評価するかについてお互いが持つ時間はどんどん短くなってきています。またそれに比例して、より感覚的な判断がされるようになってきています。いえ、実は短い時間で感覚的に人を判断するのはずっと以前からされてきたことですが、それがより一層早く確信的に行われるようになっています。
「上に立つ人の資質・リーダーシップの重要なパート」として知られる「エグゼクティブプレゼンス(Executive Presence)」は、現在のように「信頼経済が・・・」と言われ始めるはるか前から、早期に容易に信頼を得るために磨くべき気質として一部のエリートに知られていたものでした。昔は一部の人がひそかに磨いていたエグゼクティブプレゼンスは、米国を中心に2000年代になってからはその概念が知れ渡るようになり磨く方法が熱心に研究されるようになりました。2010年代になると日本でも意識の高いビジネスパーソンが注目するようになり、今日に至ります。
エグゼクティブプレゼンスは、あなたの外見・声・姿勢・言葉・態度などを通じて、その人が「信頼できる・頼れる・有能」というイメージを想起させる総合的な力であり、イメージで終わらず実際に信頼させる力です。エグゼクティブプレゼンスを直訳すると「一流の存在感」。存在感を磨くことは、信頼経済の時代において、自分の価値を高めるための実践的なスキルです。
基礎を身につけ、時代を生き抜くキャリア資産を築く
かつて「信頼は長い時間をかけて築くもの」と言われてきましたが、SNSやオンライン会議などで人となりがすぐに可視化される今は、「信頼される印象を瞬時に伝える力」は本当に欠かせません。
しかも、特別な時に緊張して行うような振る舞いや動作、話し方などではなく、日常のちょっとした言葉遣いや姿勢、視線、反応の仕方などがあなたの“信頼の見え方”を大きく左右しています。これらは付け焼刃ではなかなか通用しません。キャリアを大事にされ、これからの将来生きる世界で「信頼」を得ていきたいと思う人はまず身につけ始めるべきです。
ただし、付け焼刃では通用しないとは言え、非常に難易度が高いスキルを身につけていかなければならないのか、というと決してそうではありません。必要なのはむしろ当たり前の基礎力なのです。
例えば、人に向ける表情や視線のこと、自分で出したい声を出すこと、相手が心を開きやすい話し方をすること、自分を適切に表現する衣服を選ぶこと、人前で話す基礎、公の場で振る舞うための基本知識・・・誰もが意外と持てていない「基礎」が「信頼を得る存在感」を支えます。
弊社では、「エグゼクティブプレゼンスは現代のビジネスにおいて欠かせない基礎力である」という考えのもと、ビジネスパーソンがあらためて身につけるべき、外見磨きを含めた印象コントロール力、話し方やプレゼンテーションの基本、コミュニケーションスキル、振る舞い方、そして自己理解やマインドセットまで──トータルで“存在感”を磨く方法をお伝えしています。
ぜひ覚えておいて下さい。エグゼクティブプレゼンスは、単に「印象を良くする」ための表面的なスキルではありません。また、「エグゼクティブ」の語感から何となく連想する人も多い「鼻持ちならないエリートの気取った振る舞い」でもありません。
それは単に、早期に効果的に信頼を構築するためのビジネススキルです。そして「あなたの存在を通じて、相手に安心と確信を与える力」であり、信頼経済の時代を生き抜くための最も重要なキャリア資産です。
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