リーダーの存在感や振る舞いが、
部下のパフォーマンスにどれほど影響を与えるかをご存じでしょうか。
リーダーが持つエグゼクティブプレゼンスは、単なる個人の魅力の話で終わるものではなく、部下のモチベーションを高め、組織全体の成果を左右する重要な要素です。
エグゼクティブプレゼンスとは
エグゼクティブプレゼンスとは「上に立つ人の資質」「リーダーシップの重要なパート」とされる存在感や雰囲気、風格や重みを指します。外見を含め、全体的に完成度の高さを感じさせるイメージとも言えます。
ビジネス先進国ではリーダーシップを構成する要素として認識されており、経営者や管理職などキャリア上位者に必須とされます。
国内では、まだ広く普及しているとは言い切れませんが、グローバル感覚に優れた企業、意識が高い個人から取り入れ始めています。
部下のモチベーションやキャリア発達に好影響を与えるのは
エグゼクティブプレゼンスを備えたビジネスパーソンは接する相手にプロフェッショナリズムや豊かな経験、理性的な判断力などを感じさせ、自然に「信頼」という感覚を相手の内部に生じさせることができます。
そのような人物がリーダーである場合は、自分のチームに信頼感や安心感を与えるだけでなく、部下に「自分もこうありたい」という理想像を提示します。
この「憧れ」は、部下のやる気や成長意欲を自然と引き出す強力なモチベーション因子となります。
憧れの対象やロールモデルの存在が、個人のモチベーションやキャリア発達に好影響を与えることは、心理学の研究で示されています。
ある研究では、ロールモデルが個人の行動や意思決定に多大な影響を及ぼし、キャリア形成において重要な役割を果たすと報告されています。
また、これは学生対象の研究ですが、憧れの感情が生徒の向上心や目標志向性に影響を与え、学ぶ意欲を高める要因となることが示されています。
ただ、このような研究結果を知らずとも、「憧れ」の要素を持てないリーダーがあまりポジティブな影響をチームや部下に与えられないということは誰でも何となくわかるのではないでしょうか。リーダーというポジションにある人物が不安定な態度や曖昧な話し方など凡庸な印象やネガティブな印象を周囲に与えるを与えることは、「この人についていくべきか」と部下に不安を抱かせ、「自分もいつかああなるのだろうか」と希望の持てない未来を想像させてしまうかもしれないのです。
あなたのエグゼクティブプレゼンスを高めるためにすぐできること3点
再度言いますが、エグゼクティブプレゼンスの有無はその個人の問題だけではなく、チームの成果や後進育成にも関連ある事柄なのです。
自分の部下に不安を与えたくない、安心や信頼を与えたいという人はすぐできることから始めてはいかがでしょうか。
以下にあなたのエグゼクティブプレゼンスを高めるためにすぐできることを3点ご紹介します。
1 口角を上げる
いつもニコニコ笑う必要はありません。しかし、口角の角度は意識して少し上げるようにしてください。ほんのちょっとのことですが、これによって安定を感じさせる表情を演出できます。
2 視線の使い方に注意する
会話中、特に重要なポイントを伝える際には、必ず相手の目をしっかり見て話すことを意識してください。このシンプルな行動が、あなたの言葉の確かさを相手に伝え、信頼を形成する助けをしてくれます。
3 「自分が与えている影響」を意識する
エグゼクティブプレゼンスは特別な才能ではなく、意識的な行動と習慣によって育まれるスキルです。次回の会議や1on1で、部下に「自分が与えている影響」を意識しながら話し方や振る舞い方を選択するようにしてみてください。
重要なのは、自分の存在感は自分だけのためだけのものではないことを知っておいていただくことです。自分を見ている人たちを意識する。
それは、リーダーとしての影響力を高める重要な一歩となります。
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