経営者や幹部に求められるのは、経営の才覚や知性、そして人間としての器の大きさです。しかし、それ以上に重要なのは、周囲が「この人がこの企業の代表なのだ」と納得できるイメージや存在感ではないでしょうか。ネットやSNSなど露出機会の拡大で、リーダーの存在感が企業のブランドイメージ、信頼性にますますダイレクトにつながるようになりました。動画やプロフィール写真を自社サイトに掲載しているような企業様は特に「アピアランス・マネジメント」に注意を払ってください。
服装ひとつで企業の文化風土をあらわす
企業のトップが持つ雰囲気や振る舞いは、そのまま企業のイメージやブランド価値に直結します。特に社長の印象は、企業文化や倫理観と重ね合わされ、対外的な信用力にも影響を与えます。
たとえば、自社サイトのプロフィール写真やネットニュース、告知動画などのメディアの中で見る経営者や幹部の表情や服装など見た目に洗練されたや落ち着きが感じられると、その企業が品格や信頼性を重視しているというメッセージを発します。一方で、服装の着こなしや身だしなみに無頓着なところが感じられる経営者や幹部は、その企業活動が洗練されておらずインテリジェントにも感じられないようなマイナスイメージを与え、会社の風土の信頼性も危ぶまれる要因になりかねません。
マイナスイメージを排除しようとするなら、本格的なプロフィール写真専門家に撮影してもらうほか、全体的な服装のコーディネートをしてくれるスタイリスト、ヘアメイク、ポージングについても専門家をつけることをおすすめします。
また、自社サイトなどで代表者と複数の幹部を一堂に見せる場合、全体の統一感も気にしたほうがいいでしょう。昨今は全社で服装のカジュアル化を進め、フラットな企業風土イメージを演出しようとされている企業も多いですが、代表者がきちんとネクタイをしているのに対し、数名の幹部はカジュアルな服装をしていたりすると、ガバナンス的なイメージも弱く感じられます。スタイルだけでなく、ネクタイの色やシャツの色なども含めて、自社サイトなどの公式な場所で幹部を一堂に見た場合、正しく企業風土文化のイメージが表現されているのかを厳しくチェックすることをおすすめします。
アピアランスマネジメントは全社一体で
もともとビジネス先進国としては「見られる・見せる」には無頓着であった日本。今、少し勢いが危ぶまれているのも、そこで後れをとっているからではないかと思うことがあります。
しかしながら、最近では意識が徐々に変化しつつあり「アピアランス・マネジメント」の教育や研修を特に幹部対象に考えてくださっている企業が増えてきていることを実感しています。喜ばしい傾向ではありますが、ただ、「アピアランス・マネジメント」を個々の身だしなみの問題程度に矮小化して考えているなら、それは誤った考え方です。確かに個々の方それぞれの身だしなみや服装、動作などを整えていただくのは非常に大事なことであり、全社的なブランディングの一環としてカウントできます。
しかし、アピアランス・マネジメントを誰が何のためにするかをしっかりと考えなければ、企業のブランドに寄与し、社会的な信頼まで及ぶようなマネジメントになりません。
企業として特に幹部のアピアランス・マネジメントを意識することは、社内の従業員や将来の入社希望者にとっては企業の価値観を非言語で感じ取る機会にポジティブなイメージを示す可能性を広げます。今はどこからでも見られ、感じ取られる時代です。企業のビジョンやモラルを象徴し、社内の士気や文化形成に直接的な影響を及ぼすのはSDG’sの取り組みや福利厚生だけではありません。
「どんな企業文化を示したいのか?」
この問いに対する答えは、アピアランスマネジメントにも表れるのです。
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