「もっと早く準備していれば」…ある日突然やってくる「チャンス」にあなたは応えられますか?

オープン

Aは、実直な仕事ぶりで信頼を集める40代の中堅マネージャー。社内のプロジェクトでもその手腕が買われていた。そんなある日、専務直々にこんな声をかけられた。

「来週、海外本社の幹部との会議がある。君がプレゼンしてくれ」。急な抜擢。いよいよ次のステージに足がかりができる。Aの胸は期待でふくらんだ。そして当日、まあまあ英語は話せるほうだし、資料構成もそつなくできた。「プレゼンは成功だ」。Aは確信した。

しかし、Aが専務からもらったのは思いがけないフィードバックだった。「内容自体はよかったが、もう少し準備が欲しいな」…どうやらAは何かに失敗したらしい。それはいったいどういうことなのか?

 

あなたは「ふさわしい人材」に見えますか

これは実話を脚色したお話です。このAさんは、仕事には自信をもっていました。しかし、思ったような昇格や活躍の機会が今一つ手に入らない。そんな時に周りから認められるチャンスが訪れました。本社幹部の前で重要な案件について提案する役目です。Aさんは入念に準備をして会議当日も丁寧に話しました。内容も的確なはずでした。しかし、思ったような手ごたえがなく、何か釈然としなかったところへ、今回声をかけてくれた専務からの「もう少し準備が欲しいな」という、ややネガティブなフィードバックがあったのです。

キャリアを積んだビジネスパーソンにとって、ある日突然やってくる「チャンス」。そのとき問われるのは、専門性や実績だけではありません。同じくらい重要なポイントは「その人自身の説得力」。周囲の「この人に任せて大丈夫か?」「この人は上に立てる器か?」という無意識の「審査」に応える「説得力」です。

このような時に鍵になるのが、エグゼクティブプレゼンス(Executive Presence)。
人を惹きつけ自然に信頼を構築できるような雰囲気やたたずまい、振る舞いを指します。

Aさんが少しでもエグゼクティブプレゼンス的なものを磨き、チャンスにふさわしい人材であることを示せていれば、その後の展開はAさんが期待したものと変わりなかったでしょう。

しかし、その時のAさんは、本人の談によればどこかまだ落ち着きがなく、へらへらしたところがあったと言います。「服装も軽い雰囲気で、幹部に対する敬意も意識はしていたが、結果としてはなってなかった」「話し方も抑揚やアイコンタクトなどが全くダメだった。今思えば、内面では自信がなくて、どこに目を合わせていいかわからなかったんですよね」

自分にうまく説得力を持たせられなかったため、上のステージに行くには時期尚早と判断されたのか、Aさんは少し回り道をすることになりました。

「いやー、昔は本当に自分に足りないものがまったくわかっていませんでした。思い出すと恥ずかしいですね。」Aさんは、そう話します。

もっとも、Aさんは気持ちを早めに切り替えたので、流れを変えることができました。その後は自分から積極的にエグゼクティブプレゼンスを理解し身につけていく努力をしたため、Aさんは実力プラス「周囲から自然に信頼される力」を手に入れ、いまや本社幹部の右腕として活躍しているのです。

 

チャンスに応える準備をしておく

Aさんは自分の経験から、部下には「キャリアを進めて行くためには、仕事だけでなく自分が人に与える雰囲気を気にしろ」「若いうちからできる準備をしておいたほうがいい」と、エグゼクティブプレゼンスについてもアドバイスをよくするそうです。

印象を形成する非言語要素、例えば表情や声、話し方、動作などは一朝一夕では磨けません。服装なども大切です。きちんとそろえようとすると費用がかかるものですし、何より「TPO」などの知識が必要な場面もキャリアアップの過程でどんどん出てきますから、知識の準備もしておいたほうがいいのです。人前で話すための知識やスキル、どこでも堂々と振舞えるようなマナー的な自信も40代を過ぎてキャリアが上昇局面になると突然増えてきます。

このような事柄について、「必要かもしれないな」と感じている人は少なくありません。しかし、そのうちの大部分の人が「必要と思ったとき」「役職が上がってから」「人前に立つ機会が増えてから」と考えがちです。しかし、それでは間に合いません。前述のように一朝一夕では磨けない事柄が多いのに、チャンスは比較的突然訪れるからです。

例えば

急に重要なプレゼンを任される

重要なポジションに抜擢される

大きなチャンスとなる講演を依頼される

実際、今までにエグゼクティブプレゼンスのトレーニングに訪れた人の中にはいくつもこのような例がありました。そしてそんな方たちは「すぐに動き始める必要があるのに、今の自分にエグゼクティブプレゼンスがないのが障害になっている」「もっと早くから身につけていればよかった」と嘆くことも多いのです。

そんな方のお話を聞くたびに「早くエグゼクティブプレゼンスを意識して」と、できる限り多くの人に呼び掛ける必要を感じます。ぜひあなたもチャンスに応える準備をしておいてください。

 

一生ものの人間的魅力や社会的信頼感を、今こそ育てる

エグゼクティブプレゼンスは40代以降のビジネスパーソンが「これから必要になるプラスアルファの力」として、最優先で身につけておくべきビジネススキルです。大事なことは、エグゼクティブプレゼンスは天賦の才能などではなく、必要なものを身につけることで発揮される後天的なスキルだということです。また、エグゼクティブプレゼンスは企業に勤務している方だけに必要なのではありません。独立起業している方、自営業をされている方など、人を惹きつけ信頼や期待を得る必要がある方すべてに必要です。

「エグゼクティブプレゼンスなんて、しょせん外見とか印象の話でしょう」と誤解している人もいるかもしれません。実際は内面性やマインドセットも非常に重要なファクターです。ただし、外見や印象も軽んじてはいけません。それらは内面性やマインドセットが表に現れたものであるし、また理屈を超えて人間の無意識に作用するポイントだからです。外見、印象、内面性、マインドセット…これらを磨くことはすなわち短い時間で人を惹きつける人間的魅力や社会的信頼感を自分の中に育むことです。これらは、身につけ始めるとそこから一生その人を助ける力となります。

「ウィニング・エッジ」という言葉をご存知ですか。「勝敗をわける、ほんのわずかな差」のことを言います。人が人に感じる信頼や期待は理屈でないことも多く、見て感じ取るような直感的な意識の作用が大きく影響します。ビジネスのような現場では特にふだん気づくことはありませんが、毎日がウィニング・エッジの連続なのです。

あなたも、そんな人間的魅力と社会的信頼感を磨き、いつどんなチャンスが来ても活かせるように準備を整えませんか。

「エグゼクティブプレゼンス」を初めて知ったという方は、ぜひ「エグゼクティブプレゼンス スターティングマニュアル」をダウンロードしてください。マニュアルの中には「プレゼンス度診断」も受けることができるページもあります。

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